鞄の街・豊岡で出会った
FREQUENTER ANCAR
加西市での仕事を終えた帰り道、少し足を延ばして豊岡市へ。 200年以上にわたり鞄と向き合ってきたエンドー鞄のショールームを訪ねました。
今回のお目当ては、静かな走行音を追求したスーツケースブランド 「FREQUENTER(フリクエンター)」です。
なかでも探していたのが、機内持ち込みに対応したサイズの 「ANCAR(アンカー)」。それまで店頭で実物を見かける機会が少なく、 今回の訪問で思いがけず購入できました。
加西市での仕事帰りに、豊岡へ
先日、仕事で兵庫県加西市を訪れました。その帰りに向かったのが、 兵庫県北部に位置する豊岡市です。
移動の機会が増えるなかで、長く使えるスーツケースを探していました。 特に気になっていたのが、スーツケースを引いて歩くときの走行音です。 駅や早朝の道路などでは、キャスターの音が思った以上に周囲へ響くことがあります。
そこで以前から注目していたのが、豊岡市に本社を置く エンドー鞄のFREQUENTERでした。
柳行李から始まった、豊岡の鞄産業
豊岡は、日本有数の鞄産地として知られています。 その背景には、地域で古くから作られてきた 「柳行李(やなぎごうり)」の存在があります。
豊岡市の公式情報によると、地域では柳行李の産地として培った販売網や技術を生かし、 明治期以降、人々の生活様式の変化に対応しながら鞄生産へと転換していきました。 素材や形は時代とともに変化しても、 「大切なものを入れて運ぶ」という役割は受け継がれています。
エンドー鞄の始まりは文政7年。 初代・安治郎が、旧豊岡市内で柳行李の卸商を営んだことが 出発点とされています。
エンドー鞄は、昭和初期には豊岡で工夫されたファイバー鞄を取り扱い、 1965年にエンドー鞄株式会社を設立。 2024年には創業200年の節目を迎えました。
江戸、明治、大正、昭和、平成、そして令和。 暮らしや移動手段が大きく変わるなかで、 鞄という分野に向き合い続けてきた歴史の長さに驚かされます。
時代に合わせて新しい道具を生み出していく。
移動中の「音」に向き合うFREQUENTER
FREQUENTERの大きな特徴は、キャスターの静音性です。 公式の商品説明では、二重構造タイヤと高精度ベアリングによって、 走行時の振動や衝撃を抑える構造が紹介されています。
さらに、消耗したタイヤを別売りのキットで交換できるモデルも用意されています。 毎日のように使うものだからこそ、静かさだけでなく、 手入れをしながら使い続けられることにも魅力を感じました。
ただし、FREQUENTERのすべての製品が豊岡市内で製造されているという意味ではありません。 今回取り上げるANCARの生産国は、公式商品ページでは中国と案内されています。 豊岡で長く鞄に携わってきた企業が、利用者の移動を考えて企画・販売している製品として紹介します。
ショールームで偶然出会った「アンカー」
ショールームでは、女性スタッフの方に相談しながら製品を見せていただきました。 希望していたのは、FREQUENTER ANCARの機内持ち込みサイズです。
それまで店頭ではなかなか実物に出会えず、 今回も必ず購入できるとは考えていませんでした。 ところが、ショールームには偶然にも希望するサイズの在庫があり、 実際に手に取って確認したうえで購入することができました。
インターネットで商品を簡単に注文できる時代ですが、 現地でスタッフの方から説明を聞き、自分の使い方を相談しながら選ぶことには、 オンラインとは異なる安心感があります。
今回選んだ機内持ち込み対応モデル
- 本体サイズ
- 横33 × 縦47 × 奥行23cm
- 容量
- 約34L
- 重量
- 約3.6kg
- 主な特徴
- 静音タイヤ・ストッパー・前開き
※仕様はエンドーラゲージ公式ストア掲載の「1-541・47cmモデル」を参照しています。 機内持ち込み条件は航空会社・路線・機材によって異なるため、搭乗前に各社の規定をご確認ください。
スーツケースだけではない、幅広い鞄
ショールームで見ることができるのは、スーツケースだけではありません。 ビジネスや日常のお出かけなど、さまざまな場面で使える鞄も展示されていました。
用途や素材、デザインの異なる製品を一度に見比べられることも、 ショールームを訪れる魅力の一つです。 豊岡で長く鞄に携わってきた企業だからこその、 製品の幅広さを感じることができました。
200年の歩みから感じたこと
今回の豊岡訪問は、単にスーツケースを購入するだけではなく、 製品が生まれた背景や、企業が歩んできた時間に触れる機会にもなりました。
エンドー鞄が大切にしているのは、 鞄を飾るためのものではなく、使う人のための「道具」として考える姿勢です。 静かなキャスターも、交換できるタイヤも、 移動する人が感じる小さな不便に目を向けた結果なのだと思います。
業種は異なりますが、使う人の立場から考えることは、 Japan Tech Connectが日々のITサポートで大切にしている姿勢にも通じます。
技術や製品は、使う人の困りごとを軽くしてこそ意味を持つ。 豊岡での出会いを通じて、そのことを改めて感じました。
今回購入したアンカーは、これから仕事や旅行の移動で使っていきます。 実際の静音性や使い勝手についても、使いながら確かめていきたいと思います。
※ショールーム内の写真は、掲載許可をいただいたうえで使用しています。
※製品仕様や在庫状況は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。





