国立療養所 長島愛生園に行ってまいりました

 11月10日 岡山県瀬戸内市にある「国立療養所 長島愛生園」へ行ってまいりました。
当事業が掲げる、「つながる、せかいへ」の福祉活動の一環として、宗教法人 日本キリスト教会の関係者にご一緒させて頂き
長島愛生園へ行ってまいりました。

長島愛生園 歴史館

長島愛生園 全景模型

 ハンセン病の事であったり、長島愛生園が出来た歴史であったりと、学芸員の方が丁寧に案内・説明をして下さいました。
細かいことをここで詳しく説明はしませんが、ハンセン病に対する差別であったり、病気から起きる問題への教訓、ハンセン病は「遺伝する病気」という誤解であったりと、ハンセン病から起きてしまった数々の問題と誤解が今でも続いてる事実があるということを、今回新たに学ばせて頂きました。

収容桟橋

監房

ハンセン病に対する問題、教訓、実例パネル

会議資料

言葉にするのが重いくらい、とても大きな問題なんだということを改めて実感しました。
ハンセン病に関わらずですが、どのような問題、病気、事柄でも「無関心」は誤解と偏見を生み、差別に繋がります。

正しい理解と間違った理解の両方が広まってしまったが故に、このような大きな問題が起きてしまったのだと私自身そう感じております。

今回の記事について

 今回、長島愛生園を訪問した目的は、代表自身がハンセン病についての知識がほとんどなく、学ぶ機会を得られたためです。日本キリスト教会の関係者のご協力もあり、訪問が実現しました。

 当事業では、CODA(耳が聞こえない・聞こえにくい親を持つ聞こえる子ども)のコミュニティへの参加や形成、耳が聞こえない方々の支援などを行っていますが、他にも自分が関われることがあるのではないかと考えていました。その一環としてハンセン病について学ぶことで、今を生きる人たちの「つながり」をより深く感じられるのではないかと期待し、活動に参加いたしました。

  ひとつ前の文でも書かせて頂きましたが、「無関心」は誤解と偏見を生み、差別に繋がります。

 この言葉がとても胸に刺さりました。
 
 どのようなことであれ、関心を持つことの大切さを改めて学ばせていただきました。今は、調べればすぐに答えが見つかる時代ですが、だからこそ相手に敬意を持って関心を寄せることが、より深い理解につながり、人と人とのつながりをより強くするものだと信じています。

 当事業の掲げる、「つながる、せかいへ」を理念として、このような活動を続けていきたいと思っております。